憩の場
12月27日。今年最後の地域踏査。
窪川・松葉川地区を訪問してきました。
この活動の目的は、地域を知らずして、地域福祉活動はできない!地域の特性を知り、地域のニーズにあった、地域福祉活動を進めていこう!
ということです。
少子高齢化が加速する中、次世代を担う世代は、日々の生活をどのように送り、また、長くその地域で生活を送っている人の思いは。そして、地域資源は‥。
訪れた米奥地区のある商店。
ちょっとお話を伺いたいのですが‥
と声をかけると、先客がいるにも関わらず、
「まぁ、上がっていきや。このおんちゃんは賢いき、何でも知っちゅうで。」
と、明るい店主のおばちゃんが、店の奥のリビングに誘ってくださいました。
おばちゃんは、一人で店を切り盛りし、お総菜を作ると昼には無くなる、近くで毎月開催されている宅老所の後には、ほとんどの方がお店に来て買い物をしたり、おしゃべりをしたり、とのことでした。
おんちゃんは、店から2キロ弱と思われる自宅から、お天気の悪い日以外は電動カーでお店に来ているそうです。先月に奥様を亡くされたそうですが、隣接地にご家族がおり、賑やかに暮らしているようで、炊事もご自身でされているとの事。なんと、96歳!!
私達が訪問している間にも、お客様が買い物に来られていました。
今は、明るく元気にお店を続けているおばちゃんも、80歳を越えています。後継者はいません。
今は、地域の憩の場になっているお店。地域の生活を支えているお店。
今の資源を活かしつつ、将来を見据えた地域福祉活動を考えていかなくてはいけません。
最後に、記念撮影をお願いし、広報などに掲載させていただいてもいいですか?と聞くと、
「そんな恐ろしいことを言いなや!」と言いながら、快く応じてくださいました。
地域を知ることの必要性を改めて実感させてくれた、今回の地域踏査でした。
新しい年まであと少し。
皆さんが、穏やかに笑顔溢れる日々を過ごせますように。
よい年をお迎えください。
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