地域のシンボル
9月18日(日)四万十町寺野地区において、今年で23回目となる「敬老会」に参加してきました。以前、寺野地区で座談会を開催した時「寺野の敬老会があるときは招待しちゃおき」と区長さんとの約束もあって、今回社協から副会長と一緒に参加させてもらいました。会場に行くと、地区の方約50名が集まり、みんなで記念撮影
が始まるところでした。
集会所の中に入ると、地域の女性が集まって、料理を作ってくれたようで、テーブルには手作り料理が沢山出されていました。(味付けもバッチリ
)
この地区の敬老会は少し変わっていて、この日主役の地域のお年寄りの方は、ただお祝いされるでけではなく、自分達が地域のために、自分達できることをしてから敬老会に参加するそうです。それは、地区の清掃活動。この日の午前中、地域の老人クラブの方が中心となり、地域の清掃活動(草刈や空き缶拾い)をしてから参加している話を聞いて、びっくりしました。
また、祝いの席でたまたま前に座った方から、この「寺野地区敬老会」が始まったきっかけについて聞くことができました。きっかけは一人の子供の一言だったそうで、その言葉が「川口にはお祭り・檜生原には花取りがあるけど、寺野にはなんちゃ~ないやんか」と言われたらしく、その子の親を中心として「寺野地区でも何かできんろうか?」と地元の若い者で考えてできたのが、今の「寺野敬老会」だそうです。まさに寺野地域のシンボルになった瞬間だったのではないでしょうか。しかし現在では、だんだん子供の数も減り、子供の姿も見えんなってきたらしく、少子化の波が寺野地域でも見え始めているようです。
でも、地域の男性は「わしら~がいくら偉そううな事言うたち、地域の女の人にはかなわん。この敬老会が続くがも、地域の嫁さん達のおか げよ!」と話してくれました。確かに、女性の元気な地域は地域も元気だと聞きますが、まさに寺野は元気な女性がたくさんいる地区だなと参加させてもらって感じたとこでした。
今回寺野地区の地域の方と接して感じたことは、寺野の人は皆さん温かい!と感じました。普通知らない者にはなかなか話しかけれないと思うのですが、皆さん気兼ねなく話しかけてくれたりと地区外の人間にでも、優しく接してくださり、人の温もりを感じました。
それと、話しをする中で、地域の事を思い、語れる人と出会えれた事や、地域のつながりの強さを知る事ができ、来させてもらってよかったな~と感じながら、帰ってきました。今後も寺野地区にお邪魔して、地域の課題について地域の方と語りあっていきたいと思います。
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